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学童保育でも「知っている」ことが力になる救命処置

少しずつ肌寒くなるこの時期。

火事や地震などの防災にも気を配らなければいけない時期ですが、「人が突然倒れる」というトラブルに見舞われる可能性が高いのも寒くなる時期です。

昨今では小学校で救命処置の講習が行われているケースがありますが、茨城県つくば市にある学童保育では、子どもたちが救命処置の方法を学びました。

救命救急を小学生で知っておく大切さ

救命救急は「知っている」ことが大切です。

AEDが何をするものか、小児用AEDが何歳までを小児としているか、近所のAEDはどこにあるのか。

目の前で人が倒れても多くの人がどうすればいいかわからず初動が遅れ、命にかかわる自体になることもあります。

人が倒れたときにどこに「AEDがあるかしっている」というだけで、多くの命を救うことになるのです。

これまでの中で救急救命の講習を受けたことがある大人は少なくないはずなのに、いざというとき動けるかというと難しいものです。

その手順は多く、ほとんどの方がAEDを触ったことがないため自信もなければ責任もとれないという気持ちから動けません。

そんな時、小学校のころから講習を受けていたらどうでしょうか。

ポイントを覚えておくことで、命を助けられることを知っているという事自体が力になります。

学童保育所内で同級生でも支援員などの施設職員でもいつ何時万が一の事態に陥るかわかりません。

子どもたちと一緒に真剣に講習を受けることで改めて大人も気が引き締まるでしょう。

学童保育所で覚えたことを、家庭で共有することで、近所のAEDを家族でチェックしていざというときに供えることも可能であることを、お知らせや連絡帳機能で保護者に伝えておくのも良いですね。

救命救急の流れ

救命救急の流れは一分一秒を争う事態になる可能性がありながら、やることがいっぱいです。

児童はもちろん学童保育施設の職員も難しいと感じるのではないでしょうか。

実際に講習を受ける際にはインストラクターが流れを実演して説明してくれます。

1.周囲の安全を確認

2.近づいて反応の確認

3.周りの人に119番通報の要請、AEDの要請、応援の要請

4.呼吸の確認

5.すぐに胸骨圧迫を開始

6.AEDが到着したらすぐに装着し、心電図を測る(自動)

7.必要に応じて(AEDが判断)電気ショック

8.胸骨圧迫を続ける

9.救急隊が到着したら、状況を伝えて引き渡す

AEDは電源いれたあとは音声ガイダンスに従って操作するだけで迷うことはありませんが、一連の流れを理解できていないとどうしたらいいのかわからない、と焦ってしまうでしょう。

そういった場合を考えて小学校の頃から体験して慣れておくことが重要なのです。

大人は講習中に大きな声を出して「大丈夫ですか」「誰か助けてください」というのはどうしても恥ずかしくなってしまいますが、真剣に受講している子どもたちは元気に声を出してくれるでしょう。

定期的に子どもたちと声を出しながら救命の流れを復習するとより記憶に定着するでしょう。

セカンドキャリアのベテラン指導員が多い学童保育所であれば、職員もいざといとうときに備えられるので安心なのではないでしょうか。

茨城県つくば市の学童保育で行われた救命処置体験

茨城県つくば市の学童保育で行われた救命処置体験がニュースとして取り上げられました。

つくば市消防本部の救急隊員を講師に招き、 AEDの使い方だけでなく、心臓マッサージの仕方といった救命処置の方法を学んだということです。

こちらの学童保育所では、防災の取り組みに力を入れており、子どもたちが身近にある危険な場所を調べ地図を作るなどを行っています。

心臓マッサージはハート型のクッションを心臓に見立てて、「両手に全身の体重をかけて、リズミカルに押し続けて」といったアドバイスを受けながら体験していました。

AEDについては、そのしくみについて説明を受けたあと、訓練用のAEDを使い、自分の体で電極パッドをどの部分に貼るのか体験し、確認していました。

つくば市消防本部桜分署の小島真介救急隊長は「子どものうちからAEDに興味を持って接してもらうことで、いざというときにためらわずに使えるよう、心理的なハードルを下げていきたい」と話していました。

実際に参加した小4男児が「AEDの使い方はとても難しいと思っていましたが、きょう説明を受けて、いざという時には自分でも操作できるかもしれないと思えました」と感想を話しています。

子どもたちに覚えていてほしい救命処置のポイント

犯罪や災害に遭遇したときにも大きな声を出して助けを求めることは大切です。

難しいことではありますが、それが目の前の人と自分自身の命を救うことにつながります。

学童保育所にきている子どもたちに救命救急の流れをすべて覚えておくことは難しいですが、ポイントを覚えて、目の前の人と自分を守れるようにしておきたいものです。

1.倒れている人には声をかける

2.返事や反応がなければ周りの大人に助けを求める

3.AEDの場所を確認しておき、場所を知っていることを伝える

4.人を助けるときにはその人はもちろん、自分の安全を確保する

119に電話している最中、倒れている人のことで一生懸命になってしまい周囲の危険性に気づかずに二次災害に巻き込まれる方も少なくありません。

倒れている人に気を配りながら、自分の安全も確保することをしっかりと伝えていきましょう。

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