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独自プログラムがある学童保育所

自治体が設置したり、運営したりしている公設の学童保育所では、放課後や夏休み、冬休みなどの長期休暇期間中、こどもたちが思い思いの時間を自由に過ごしています。
学童保育所の利用者数はここ数年でおよそ20万人、待機児童が全国におよそ7,000人ほどいるといわれている中、施設の整備が急がれています。
そこで保護者のニーズに応えるサービスを提供する民間企業が運営する学童保育が数多く参入しました。
提供するサービスに各施設が個性を出してきています。どういったサービス・カリキュラム・プログラムを提供する学童保育所があるのでしょうか。

公設学童保育は特にカリキュラムなし

保護者がこどもを育てながら働くには、放課後や長期休暇中にこどもの居場所を考えなければいけません。
代表的な施設が学童保育や学童クラブと呼ばれる施設でしょう。
利用する学童は、授業が終了してから保護者が迎えに来るまで、もしくは集団下校の時間まで学童保育施設で過ごします。
学童保育所には厚生労働省・自治体が管轄する公設学童保育所と民間の企業が運営する民間学童保育所があります。

2015年度から実施された「子ども・子育て支援新制度」により、学童保育の指導員の資格である「放課後児童支援員」が新設されたり、対象年齢の基準がおおむね小学3年生以下から小学6年生まで引き上げられたりといった変更がありましたが、基本的に公設学童保育にはカリキュラムがなく、こどもたちは自由に時間を過ごしています。
もちろん宿題の声かけや季節のイベントなど職員によって行われることはありますし、地域によって細かなルールに違いはありますが、特にプログラムやカリキュラムに特色があるということはありません。

さまざまなプログラムがある民間学童保育

厚生労働省管轄の公設学童保育所を利用できるのは働いている保護者のみになります。
収入や働いている時間など審査・登録制で利用できるようになるため、申し込んだら年度いっぱい利用しなければならないなど単発利用はできません。
利用しているこどもたちは宿題が終わった後は遊んだり、読書をしたり、おしゃべりをしたりと思い思いに時間を過ごしています。
放課後児童クラブ支援員や学童保育指導員が見守りながらイベントを設けることもありますが、基本的には自由です。

施設の半数は、厚生労働省推奨最大定員の40名を大幅に超える定員で運営されています。
おやつは提供されますが、基本的に食事のサービスなどはないため、土曜日や夏休み等の長期休業中はお昼のお弁当が必要です。
両親の所得によって利用料金が違う自治体もありますが、自治体が設置、もしくは運営しているため費用が安く、月に4000円~1万円程度が相場になります。

学びの場である民間学童

民間の学童保育を運営するにあたり、当別な資格は必要ありませんし、職員の配置基準も条件は設けられていません。
とはいえ保護者は大事なこどもを安心して預けられる学童保育を求めているものです。
そのため公設・民間に限らず、保育士や幼稚園教諭、看護師といった資格保持者が雇用されていることが少なくありません。
民間学童保育はそれに加えて保護者に選ばれるための個性が必要になります。
送迎サービスや食事の提供、学習サポートは当然のことながら、夜間の預かりやスポーツクラブでのカリキュラムを提供したりとさまざまなプログラムのサービスを提供しています。
独自のプログラムを一部ご紹介しましょう。

●各専門家が指導


年齢を重ねるごとに人生の可能性を広げるための興味を育てることなど、教育理念をもとに体験プログラムを充実させている学童保育があります。
読み書きをすること、芸術関連、発表・プレゼンをするための技術、理科の実験など第一線の各専門家がそれぞれのプログラム、テーマに応じて指導をしてくれることがポイントです。

●こどもの好奇心をサポート

学校の学習内容をしっかり定着させた上で、こどもの好奇心を刺激する学校ではできない学びを体験するプログラムを行う学童保育です。
普段の放課後では学校の宿題を職員がサポートし、長期休暇中はキャンプや科学実験などを行います。
保護者が助かると感じるサービスが取り入れられていることが特徴です。
特別なプログラムも理科の実験だけでなく、英会話や絵画教室、ロボットプログラミングなどが用意されており、こどもが好奇心のまま学びのテーマを選択します。

●プログラムをすべて英語で行う

インターナショナルスクールのように、多彩なプログラムをすべて英語で行う学童保育です。
外国人のネイティブスピーカー講師が常駐しており、英語と親しむ機会を長い時間、多く得られる点が独自のプログラムとしてのポイントになります。
民間の学童保育ならではの音楽や美術、スポーツ、読み聞かせやブロックといったプログラムも用意されており、英語で行うことで多角的にこどもたちの成長を促します。

●もう1つの家・学習専用の部屋

放課後はもちろんのこと、夏休みなど長い時間を学童保育で過ごすこどもたち。保護者の方はこどもが安心して過ごせる場所を求めています。
そういったニーズに応えるべく、ダイニングテーブルやソファ、テレビなどを教室内に設置して、家庭で過ごすような空間・家族と過ごしているような居心地の良さを作り出している学童保育所もあります。
リラックスできる空間をこどもたちに提供し、より成長の可能性を引き出して伸ばす場所としてのプログラムを提供しているのです。
学校の宿題や自主学習など学力を向上させるための学習専用の部屋や、英会話やプログラミングなどさまざまな習い事ができる部屋も別に完備されています。

●SDGsを踏まえ生き抜く力を磨く

SDGsを取り上げ、追究学習を行ったり、これから激変する社会を生き抜くために必要な自ら考え、学び、伝え合う力を磨く独自プログラムを取り入れている学童保育もあります。
さまざまなプログラムに対応できるキャリアのある職員を中心に、理科実験や社会見学、プログラミング体験やスポーツ大会などのイベントも取り入れています。
こどもたちに指示を細かく与えるのではなく、成長を見守り、一人ひとりに向き合ったサポートを提供することがポイントです。

●個性を大切に自主性を養う

人と比較しないこと、相手と自分が違う存在であることを認めて、個性を育て、自立をめざすプログラムを掲げている学童保育です。
こどもたちがやりたいと思ったことに対して諦めずに挑戦できるようにサポートしていきます。
やりたいと感じたことをきっかけに学んでいくスタイルをとるために、物事に夢中になって取り組める環境を作っています。
自然と個性が育ち、自主性も身につくプログラムです。

●コミュニケーション能力を磨く

学習ができること、応用力があることはベースとして必要ですが、その上で社会で求められるのがコミュニケーション能力です。
こども同士で仲良くするだけでなく、目標に向かって協力する力を育てる独自プログラムを提供している学童保育があります。
コミュニケーション能力はこどもの頃から身につけることができ、お互いに成長できる環境を整えています。
こども自身が試行錯誤して解決方法を見つけ出せる環境で、創造性や自分の意見を主張できるよう育んでいきます。

いかがでしょうか。
さまざまな独自のプログラム、サービスがあることで保護者の選択肢も増え、さらに多様化していくでしょう。

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