工夫を凝らして児童とハロウィンを楽しもう

学童保育施設では一年を通して様々な季節行事を行います。クリスマスについて子供たちが楽しみなイベントがハロウィンです。
行事でハロウィンを取り入れることは、海外の文化に触れること、大人や友達とのコミュニケーションを図れること、想像力や創造力を鍛えることができる育むことができることなどの狙いがあります。
コロナ禍でここ数年は「トリック・オア・トリート」と「ハッピーハロウィン」の合言葉と個別にお菓子をプレゼントすることくらいで、ハロウィン行事を取り入れていない場合は、児童と一緒に楽しめるように工夫してみませんか。
こちらでは子どもたちが楽しめるハロウィン行事のアイディアについてご紹介しましょう。
目次
ハロウィンをテーマにした本を並べる
「ハロウィンってなに?」という児童もいるでしょう。
大人のハロウィンのイメージは、仮装してパレードする、「トリック・オア・トリート」でお菓子をもらえる、という方が少なくないもの。
ベテランの職員を含め、うまく説明するのはむずかしいものです。
そこでハロウィンをテーマにした、国内外の絵本などを図書コーナーに並べておくと興味をもった児童からどんどんと広がっていくでしょう。
ハロウィンに興味をもたせることで行事に積極的に参加してくれるようになります。
児童と一緒におうちパーティーを企画する
「もしおうちでハロウィンパーティーをするならなにをしたい?」
と子どもたちに問いかけてみましょう。
一つのアイディアがでたら、そのことについてどう思うか意見を聞いてみたり、実際に学童保育所でできる準備があるかどうか聞いてみたり、低学年と中学年以上で別れて、ハロウィンパティーをテーマにグループディスカッションをするのも盛り上がるでしょう。
ハロウィンパーティーをする
子どもたちとカンタンにハロウィンパーティーを開催するのはいかがでしょうか。
ハロウィン本盤である10月31日まで時間があるので、子どもたちから何をしたいか聞いてみたり、飾り付けを一緒にしてみたりしましょう。
飾り付けを作成する
動画サイトなどを見て児童のほうが飾り付けのアイディアや作り方などの知識があると言えます。
一緒にパソコンやタブレットを使って調べて、子どもたちと一緒に飾り付けを作成しましょう。
かぼちゃやおばけ、魔女など子どもたちの想像、イメージした飾りを製作していきます。
ポイント仮装をする
せっかくのハロウィンですから、学童保育所のスタッフも仮装をして子どもたちを迎えてはいかがでしょうか。
子どもたちからするとしっかりと仮装している方がよりハロウィン気分を盛り上げることができますが、恥ずかしいという職員の方のためにもポイントを絞った小物で仮装するのもオススメです。
雑貨屋さんにはたくさんのポイント仮装アイテムが販売されているので、スタッフで揃えるのも子どもたちが喜んでくれるでしょう。
おもちゃをプレゼント
パーティーのメインである「トリック・オア・トリート」「ハッピーハロウィン」の合言葉でプレゼントされるお菓子。
おやつとしていただくことになりますが、子どもたちはとても楽しみにしています。
学童施設でだからこそできるハロウィンパーティーで子どもたちを喜ばせましょう。
自治体のハロウィン行事に参加する
近隣に商店街がある場合、ハロウィン企画などイベントが開催される場合もあります。
子どもたちが「トリック・オア・トリート」というとお菓子をプレゼントしてくれるなどです。
事前にイベントの責任者と連絡をとり、連携させてもらえるか確認してみると良いでしょう。
情報収集しルートを決める
自治体のハロウィン行事についての情報収集をしておきます。
子どもたちに商店街などを回ることが許可されたら、回るお店に事前に確認してルートを決めましょう。
ポイント仮装を製作する
魔女の帽子やおばけのキャラクターなどカンタンに作れるワンポイント仮装を手作りします。
紙コップや牛乳パック、色画用紙などを使ってお菓子を入れてもらうバッグも手作りしてはいかがでしょうか。
もし保育士の資格をもっている支援員の方や工作が得意な支援員の方がいたら、子どもたちが作れる工作のアイディアを出してもらうとスムーズです。
子どもたちにルールを説明する
「トリック・オア・トリート」といってお菓子をもらえたらお礼を言うこと、ルートから外れないこと、お菓子を学童保育施設に戻るまで開封しないこと、道路に広がらないことなどをしっかりと伝えておきます。
事前に伝えた上で、当日も引率を始める前にルールを子どもたちと再確認しましょう。
当日は楽しく
お菓子をもらって学童施設へ帰ったら、おやつの時間です。
お菓子を話題にしたり、初めて行ったお店の感想を伝え合ったりしながら楽しく過ごします。
写真をたくさん撮影して、連絡帳システムや写真ギャラリーなどにアップして保護者の方にも楽しそうな子どもたちの様子を伝えましょう。
いかがでしょうか。
海外の文化に対する興味をもち、知識を深めていくことや、おばけやかぼちゃのランタンなどをイメージして作成したり、仮装をしてみたりと普段の学童保育所の生活にスパイスをプラスしてくれるハロウィン。
保護者への連絡はもちろん、職員での連携もICTシステムによってスムーズに共有できるため複雑に捉えることなく取り入れることができるイベントではないでしょうか。