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地域交流も含めたさまざまな体験を児童とやってみよう

敬老の日を年配の方と過ごして交流を深めたという学童保育所施設もあるのではないでしょうか。
地域との交流を深めることで子どもたちの社会性の成長に幅をもたせることができます。
地域の方と一緒にさまざまなことに取り組むことで将来につながる出会いもあるでしょう。
こちらではそういった取り組みの一例をご紹介します。
ぜひ今後の取り組みの参考にされてはいかがでしょうか。

伊賀市の学童保育所

老朽化により乗り換えを予定していた施設の外壁を塗装したのが、三重県伊賀市川東の学童保育所「壬生野放課後児童クラブみぶっこ」の児童33人。

外壁のメンテナンスでつながりがあった同市緑ケ丘東町の塗装業「Y tec(ワイテック)」が、「子どもたちが塗装の仕事に関心を持つきっかけになれば」と創業40以上支えてもらった地域への恩返しを兼ねて学童保育所に声をかけ実現しました。

各グループに分かれた子供たちは、ワイテックの社員から塗り方のコツを教わりながら順番に塗装体験していきます。

「細かいところも塗らないと」など話しながら、子どもたちは真剣な眼差しで作業を進め、約20平方メートルをローラーやはけを使って塗り上げました。

「体験を通して職人の仕事を知ってもらいたい。今後とも活動を広げていければ」とワイテック社長の吉田武史さんは話しています。

佐倉市の学童保育所

「ボッチャ」の体験イベントに参加したのは千葉県佐倉市の学童保育所を利用している児童30人。

「ボッチャ」は障がいの有無や年齢に関わらず誰もが楽しめるパラスポーツとして関心が高まっています。

児童たちはボッチャのボールを扱う練習後に二組のチームに別れて対戦をしました。

チームメイトが応戦する中、白い目標球をめがけて赤・青のチームカラーのボールを投げたり転がしたり、他のボールに当てたりしていかに近づけるかを一人ずつ力を調整しながらすすめていきます。

「すごくたのしかった」「もっと練習してうまくなりたい」といった声があがるほど、試合はとても盛り上がりました。

東京オリンピック・パラリンピックから児童たちはパラリンピックのスポーツに興味を持ち始めています。

小学校低学年から中学年まで体格差がある子どもたちでも誰もが楽しめる「ボッチャ」は地域交流はもちろん、学童内の異年齢交流にもつながっていました。

その後何度も自主的に練習している姿が見られているようで、異年齢同士で交流し、楽しく動かせていることを学童保育施設運営側のスタッフも嬉しく感じています。

村上市の学童保育所

大学の教授らによる工作教室を体験したのは村上市の学童保育所の小学生たちです。

記録的な大雨で浸水の被害を受け、近くの小学校の教室を間借りして活動を続けているこの学童保育所では、工作教室でうれしそうに遊ぶ子どもたちの姿が見られ、運営側のスタッフも安堵していました。

この日は新潟県立大学の教授らが訪れ、グループごとにわかれて、紙の皿やコップを材料にして、ハサミや接着剤を使っておもちゃを作成。

できたおもちゃを使い、一緒に楽しく遊びました。

3年生の女子児童は「作るのは難しかったけれども、お手伝いをしてもらいながら頑張って作りました」と嬉しそうに話してくれます。

新潟県立大学人間生活学部子ども学科の植木信一教授は「子どもたちがキラキラと目を輝かせる様子に触れ、子どもたちにはパワーがあると感じられたことが最大の収穫でした」と話していました。

福島市の学童保育所

田んぼを守るカカシを寄贈したのは福島市の学童保育所の子どもたち。

福島市の吉井田学童クラブと福島隣保館保育所の子どもたちが、地酒づくりに取り組む「荒川桜づつみ酒づくり協議会」にカカシ7体を協力して寄贈しました。

地酒のもととなる酒造好適米「福乃香」をスズメからまもるために、学童保育所で2年前からカカシの寄贈を行っています。

今年は夏休みを利用して、保育所の子どもたちも加わりかわいらしい生き物や人気アニメのキャラクターといったカカシを制作しました。

仁井田字中川原地内の田んぼの前で贈呈式が行われ、荒川桜づつみ酒づくり協議会」の会長に子どもたちがカカシを手渡しました。

制作にあたった4年生の児童は「下級生の子と協力しながら作った。田んぼを守るために役立ってほしい」と誇らしげに話しています。

カカシは田んぼの前に設置され、酒造好適米「福乃香」を守ったあとは10月下旬頃に吉井田学習センターで開かれる文化祭にも展示される予定です。

いかがでしょうか。

何かしら一つの目標にみんなで向かっていくことで、学童保育所内の子どもたちの交流も生まれます。

学童保育所の支援員が寄り添う以上の笑顔を地域との交流で引き出せることもあるのではないでしょうか。

非日常体験から得られた知識や体験はずっと記憶に残るものです。

学童保育所に来ることが楽しくなるように、さまざまな意見を出したり、地域の方へのアンテナを常に張ったりしておくことで子どもたちの成長につながるアイディアがうまれるのではないでしょうか。

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