学童保育所のイベントもICTで管理

学童保育所では放課後の子どもたちが楽しくすごせるためにさまざまなイベントを取り入れています。
しかし、そのイベントの管理も学童保育所によってさまざまです。
例年行っている季節のイベントであれば問題ないことも多いですが、職員の入れ替わりが激しい学童保育所であればイベントを行ったり、管理したりする業務も職員の負担になってしまいます。
ICTシステムの行事予定を管理する機能を利用すれば、職員が入れ替わってもどのようなイベントを行っていたのかひと目で分かるようになるでしょう。
目次
季節や定番の行事
地域や季節によって学童保育所の恒例行事は変わってきます。
基本的には以下のようなイベントが開催されているのではないでしょうか。
●お花見
●七夕
●スイカ割り
●お月見
●ハロウィン
●クリスマス
●節分
学童施設内で子どもたちが気軽に参加でき、大々的な準備がさほど必要ではない行事が開催されています。
地域の方や保護者の協力があれば以下のような行事も開催されているでしょう。
●春の遠足
●川遊び
●キャンプ
●運動会
●もちつき
●スキー
●親子交流
自治体の教育関連のNPO法人が開催しているイベントに参加している学童保育所もあります。
行事の目的
学童保育所によっては、学童指導員の思いつきでやっていることもあるようです。
企画をするときには「子どもたちが楽しそうだから」と考えるでしょう。
しかし、目的やねらいは楽しそうだから、面白そうだからというだけではなく、学童保育指導員・放課後児童支援員という専門職として考えなければいけません。
もちろん楽しいことは日常の安定や刺激につながるため、学童保育の大筋から離れることはさほど無いでしょう。
それに加えて、放課後児童クラブ育成指針や施設の指針に則っているかや、伝統的な季節行事を行う場合、本来の意味を子どもたちに伝えられているかも目的の目安になります。
企画書や記録の管理を
企画書や提案書など目的やねらいを考え、提案した書類をしっかりと管理しておくと次回以降のイベントの参考になり、スムーズに取り組めるようになるため、準備などの業務の軽減に繋がります。
しかし、企画書管理ができていなかったり、記録として残っていなかったりするとまた企画を練るところから始めなければいけなくなるため職員の業務負担になってしまいます。
生活をしていく上で未就学児ほど手がかからなくなったとはいえ、そばにいる大人としての学童保育所の職員を求めている子どもたちはたくさんいます。
子どもたちのために企画したイベントの準備などに追われてそんな子どもたちの声に耳を貸す時間が削られてしまっては本末転倒です。
GAKUDOUの無料追加機能でイベントを管理
企画書や記録の管理、行事予定の登録などはICTシステムを利用しましょう。
一度登録しておくと次回からはその書類や記録を参考にブラッシュアップしていくだけなので、イベントの企画・提案・記録などがかんたんにできるようになります。
GAKUDOUは入室・退室管理や職員のシフト管理、保護者の連絡帳などの基本機能に加えて、無料でHoicに搭載されている一部の機能を追加し、各学童保育施設に合わせたカスタマイズが可能です。
「行事予定」の機能を追加すれば、登録や管理ができるようになります。
定期的に行う季節の行事などは繰り返し予定として一括登録することができるため、登録の手間を最小限にすることが可能です。
職員や保護者のマイページに表示することができるので、かんたんに情報共有ができます。
また、どのようなイベントであるかの説明も登録できるため、後日確認したいときに便利です。
表示する内容は管理画面で公開範囲を変えられるので、職員間で必要な情報管理もできます。
また、「施設内ファイル管理」機能を追加すれば、行事の企画書や提案書、記録といった書類の保管や管理が可能です。
検索条件を設定しておけば、今後同様の企画を考えたときにこれまでの書類を一括でダウンロードすることが可能なので、書類探しの負担が一気に軽減されるでしょう。
資料の説明文を登録することもできるので、そのイベントが開催されなくなった場合の理由や、書類に関する注意点などを残すことができます。
今の学童に合っているイベントか考える
年間の恒例行事だからなんとなく開催している、ということはありませんか?
現在は学童保育所の利用者数が増えている状態で、職員が不足している施設が多いです。
一人ひとりの業務量が多い中、日常で手一杯状態なのに子どもたちが楽しめるイベントを企画することは難しいです。
特にイベントは長期休暇中など子どもたちを毎日約10時間ほど預かっている状況で行われるため、確実に業務量が増えるでしょう。
無理にイベントをする必要はありません。
年間のスケジュールと合っているか、学校との兼ね合いは問題ないか、持ち帰り仕事やサービス残業が発生しないかなど考えて、改めてそのイベントが必要か、ほかの日常的な保育でその目的やねらいが達成されていないかを考えてみてください。
保護者も忙しく、価値観の多様性から時代に合わなくなってきているイベントもあります。
子どもたちのためにも職員が無理をしてまで開催し開ければいけないイベントはほとんどないのではないでしょうか。