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放課後児童支援員・学童保育指導員に求められること

有資格者の放課後児童支援員と資格がなくてもOKの学童保育指導員。 
仕事内容や求められる能力はほぼ変わらず、その違いは学童保育の施設に必ず必要と条約で決まっているのが放課後児童支援員というだけです。 
それでは学童保育所で働く上で放課後児童支援員と学童保育指導員に求められること・資質とはどういったものなのでしょうか。 

子ども好き

学童保育所は家庭にかかわる生活の場です。 
子どもたちが学校で見せる顔だけではなく、わがままに過ごしたりいいかげんな姿を見せたりと「学童の先生」だからこそ見られるありのままの姿を目にすることが多いでしょう。 
 
 
長期休暇中は長い間一緒に活動することになるため、そうした子どもの世話を苦にならずにできるくらいに子ども好きでなければ務まらない仕事です。 
子どものサポートを楽しく行い、一緒にすごすことで子どもたちに安心感を与えられることが重要になります。 
子どもに興味を持ち、お互いに成長していく前向きさが学童保育の職員には求められるでしょう。 

愛情のある厳しさ 

大きな声で感情に任せて学童に通う子どもたちを起こっていては支援員や指導員としては資質に欠けます。 
「怒る」のは感情やイラだちを相手にぶつけることで、愛情や思いやりはそこにありません。 
「叱る」とは相手に愛情を持って接し、相手のことを思って間違いを正すために指導することです。 
怒っていては子どもたちの気持ちに寄り添うことが難しく、自分本位な指導になってしまうでしょう。 
 
 
子どもに納得してもらうように何がいけなかったのか、どうしたらよかったのかを説明していけば信頼関係を築くことができます。 
学童保育所には思春期を迎える子どもたちも通っています。 
何度言っても伝わらなかったり、言うことを聞いてくれなかったりすることもあるでしょう。 
いつの間にか感情的になって怒りを子どもたちにぶつけている可能性があります。 
そこで引っ込みがつかなくなるのではなく、冷静に判断して子どもへの伝え方を変えることができる人が学童保育の職員に向いているといえます。 

年齢ごとの対応 

学童保育所はそのほとんどが年齢制限がなかったり、一つの教室に利用者全学年が揃っていたりすることも珍しくないでしょう。 
保育施設などで学童保育所も開設している場合、保育園児から小学生まで同じ教室にいることもあります。 
入所条件があるところであれば、保育園児から高校生まで一つの施設で学童保育を利用している場合もあるでしょう。 
 
 
このように学童保育所の職員はケースによって幅広い年齢層の子どもたちを見守り、対応しなければいけないため、子どもたち一人ひとりをしっかりと観察する力が必要です。 
上記の通り思春期に差し掛かり自分の感情をうまくコントロールできずにいる子や学校の友達関係で悩んでいる子など複雑な思いを抱えている子も多いため、受け身ではなく能動的にその子の考えや希望を読み取って対応すると良いでしょう。 
 
 
学校や家庭どちらでもない学童だからこそ、子どもたちが大切な居場所として心の拠り所にしている場合があります。思いやりをもって年齢ごとの対応をしていきましょう。 

幅広い知識

学童保育所の子どもたちとスムーズにコミュニケーションをとるためには、学校や勉強に関する知識だけでなく、幅広い知識が必要になります。 
最近流行りのアニメやゲーム、子どもたちそれぞれの趣味嗜好があるためその子が好きなもの、時事的なユニークなニュースなどの情報を集められるようにアンテナをはっておくとよいでしょう。 
 
 
また、GIGAスクール構想により、学校だけでなく家庭でもICTシステムを活用した学習を行うようになっています。 
自治体によってはWi-Fi環境がなくともインターネットに繋げられる端末を使用しており、学童保育所で宿題を行う子どもたちもタブレット端末などを持ち込むでしょう。 
そんなときに子どもたちが扱っている端末やソフトの知識があると宿題を促す声掛けもしやすくなります。 
パソコンなどIT機器が苦手という方もこの機会に子どもたちとICTシステムに触れていくと良いでしょう。 

体力・忍耐力

子どもを相手にするので、子どもに負けない体力は必要です。 
子どもは下限をしらないのでいきなり飛びかかってくる子や抱きついてくる子もいます。 
構えていないと腰や肩を痛めることになりかねません。子どもたちがショックを受けないことや自分を守るためにもそれなりの体力、体幹は必要になるでしょう。 
気持ちがあふれて職員にスキンシップを求めてくるため、根気よくいきなり飛びかかってくることは危険であることを伝えて、繰り返し教えなければいけません。 

成長を見守るためには広い心構えで待ち続ける忍耐力が不可欠です。 
思春期を迎える子どもたちの中にはなかなか支援員や指導員に心をひらいてくれず、コミュニケーションが取りにくい場合があります。 
逆にかまってほしくて急に暴れたりパニックになって泣き出す子どももいます。 
そんなときには忍耐力とともに臨機応変に対応できる判断力も必要になるでしょう。 

 
 
子どもの相手だけではなく、施設の清掃や事務作業などあらゆる雑務もこなしていかなければならないため、体力も忍耐力も必要になります。 
学童保育所の放課後児童支援員と学童保育指導員は身体が資本の仕事なのです。 

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