「子どもと向き合う時間を増やしたい」が導入のきっかけ
近年、学童保育(放課後児童クラブ)では、支援員不足や事務作業の増加など、多くの課題を抱えています。その解決策のひとつが、学童保育向けに特化したICTシステム。
今回は、GAKUDOU導入後に子どもたちとの時間が増えたとおっしゃる、千葉県の放課後児童クラブの園長先生にお話を伺いました。
―まず、GAKUDOUを導入されたきっかけを教えてください。
いちばんの理由は、支援員の事務負担を減らしたかったからです。
以前は出欠確認や保護者からの電話対応、お知らせの配布、利用予定の確認など、紙と電話を中心とした業務が多くありました。夕方の忙しい時間帯になると、子どもたちを見守りながら電話対応をすることもしばしば。
本来、私たち支援員の仕事は子どもたちとしっかり関わることです。しかし、事務作業に追われる時間が増えるほど、子ども一人ひとりを見る時間が少なくなってしまいます。
そこで、「業務を効率化して、子どもたちと向き合う時間を増やすために、何か良い方法はないか?」と考え、ICTシステムの導入を決めました。いろいろあるシステムの中で、GAKUDOUは入退室管理や保護者との連絡など、学童運営に必要な機能がそろっている点が決め手でした。
―導入はスムーズでしたか?
最初はやはり不安がありました。ベテラン職員の中には「紙の方がやりやすい」という声もありましたし、新しいシステムを覚えることに抵抗を感じる職員もいました。
しかし、実際に使い始めてみると操作は非常にシンプルで、研修やサポートも充実していたので、1~2か月ほどで全員が問題なく使えるようになりました。
現在では、「以前のやり方には戻れないね」という話になるほどです。
―特に便利だと感じる機能はありますか?
いちばん多く利用しているのは、やっぱり入退室管理機能ですね。
子どもが登所・降所すると記録が自動で反映され、保護者には入退室お知らせメールが届きます。これによって、「ちゃんと学童へ着いたかな」「もう帰ったかな」という保護者の不安を減らすことができました。
また、当日の登所予定やお迎えの有無も一覧で確認できるため、支援員側も状況を把握しやすくなりました。予定と実際の入退室に差がある場合には確認しやすい仕組みもあり、安全管理にも役立っています。
―保護者の皆さまの反応はいかがでしたか?
非常に好評です。
以前は欠席や遅刻の連絡が電話中心だったため、午前中に電話が集中することがありました。
現在は保護者専用ページやアプリから欠席・遅刻・早退の連絡ができるため、お互いの負担が大きく減りました。仕事の合間でも簡単に送信できるので、保護者の皆さんからも「便利になった」という声をいただいています。
―運営面ではどのような変化がありましたか?
配布物が大幅に減りました。
以前は行事案内やお便りを印刷し、子どもたちに配布していましたが、「ランドセルから出てこない」「保護者まで届いていない」ということも少なくありませんでした。現在はシステムのお知らせ機能で一斉配信できるため、確実に情報が届きます。学年別や個別配信もできるので、とても便利ですね。
―現場で最も変わったことは何でしょうか?
やはり子どもたちと関われる時間が増えたことです。以前は事務室で書類を書いている時間が多くありましたが、今はその時間を子どもたちとの会話や遊びに使えています。
子どもたちの小さな変化にも気づきやすくなりましたし、困っている子へすぐに声を掛けられるようになりました。
ICTは決して人との関わりを減らすものではなく、むしろ支援員が子どもたちと向き合う時間を生み出してくれるものだと実感しています。