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学童保育所で必要なチームワーク

学童保育所を子どもたちにとってよりよい場所にするためには、放課後児童支援員、学童保育指導員など職員のチームワークが大切です。
たくさんの子どもが入室するため一人で子どもたちのお世話をすることはできません。
学童保育の仕事はチームで行うためチームワークをよくして業務を円滑に進めようとすることも仕事の一環なのです。
こちらでは学童保育所職員のチームワークの必要性についてご紹介しましょう。

ひとりではできない

学童保育所では少なくとも2人以上の職員が必要と定められています。
そうでなくとも学童保育に入所する子どもたちの数が増えると一人でお世話をすることは無理でしょう。

スキルが高い職員が一人いて、的確に指示を出せるというのであれば良いイメージもありますが、それではその職員に負担がのしかかり、より良い学童保育所の理想には程遠いでしょう。
もちろん能力が高いアドバイザー的なポジションの職員も必要です。
しかし多様化の進む現在の保育現場において一人の視点では子どもたちが安心して過ごせる場所は作れません。
そこで必要なのがチームワークです。
学童保育所におけるチームワークは職員同士で連携・コミュニケーションをとり、子どもたちのお世話や保護者対応に穴ができない取り組みができること。
いろいろな人の視点や視野を入れて保育に取り組むことで目の前の子どもの安心安全や保護者も含めた理解に繋がっていきます。

なにより子どもたち全体への働きかけを始め、子どもたち一人ひとりへの細やかな対応や保護者対応、学校や他の保育施設、自治体など関係機関との連携をバランス良く行っていくには支援員・指導員のチームワークが不可欠なのです。

チームワーク作りは仕事の一貫

学童保育所で働く放課後児童支援員、学童保育指導員の仕事は幼稚園や保育園などの保育施設ほどは子どもたちに手がかかりませんし、勉強を教えるためのカリキュラムもこれといって決まっていません。
そのため楽なイメージがありますが、子どもたちが安心安全に学校生活を送るために細やかな対応が必要ですし、保護者とのやりとりもあります。
学童保育所の職員の仕事は多岐にわたるのです。

学童保育の運営指針では職員のあり方を以下のように定めています。

『第7章 職場倫理及び事業内容の向上

3.事業内容向上への取り組み
(1)職員集団のあり方
○ 放課後児童支援員等は、会議の開催や記録の作成等を通じた情報交換や情報共有を図り、事例検討を行うなど相互に協力して自己研鑽に励み、事業内容の向上を目指す職員集団を形成する。
○ 放課後児童支援員等は、子どもや保護者を取り巻くさまざまな状況に関心を持ち、育成支援に当たっての課題等について建設的な意見交換を行うことにより、事業内容を向上させるように努める。』

つまり職員同士で情報交換、情報供給し、チームワークで学童保育所をより良くしていこうと務めることは放課後児童支援員、学童保育指導員のしごとの一環なのです。

子どもたちの安心安全は職員のチームワークから

学童保育の職員がしっかりとコミュニケーションをとり、お互いに学童保育をより良くしていこうと努力することで子どもたちも安心して学童保育に通うことができます。
職員同士のチームワークは入所する子どもたちにも大きな影響を与えるのです。

●連携をとることで子どもたちを守る

同じ事象であっても職員によって対応が変わると子どもたちは戸惑ってしまいます。
例えば換気をするための窓を開けるということを、周囲の職員に確認せずに良かれと思って明けてしまう人、窓を開けること一つをとっても周囲の職員に確認をとってする人とばらつきがあると思わぬトラブルが発生したり、不満を買っていたりすることがあるのです。
特定の子どものわがままを特定の職員が通していたり、最初に言われたルールをしっかり守って融通がきかない職員がいたりする場合も子どもたちに悪影響です。

職員が複数いるのであればチームワークを軽視してはいけません。
対応のルールやマニュアルを作り、守ることで子どもたちの学童保育所での安心安全が守られるのです。
情報が共有され、チームワークが良い状態であれば子どもたちも精神的に落ち着き安心します。
職員の言っていることがまとまっていると怪我や事故がおこならないようにリスク管理ができ、子どもたちはもちろん保護者も安心して学童保育所に預けられるようになるのです。

●子どものことを多面的に捉える

人間ですからどうしても一方でしか相手のことを見られなくなるときがあります。
「この子は自己主張が強くてお友達に乱暴な言い方をして避けられている」と思い込んでしまうと、「そういう子」としか見られなくなるのです。
そのマイナスな面ばかり指摘して指導しているとその児童は学童保育所が楽しくなくなってしまうでしょう。

しかしマイナスな面もあればプラスの面もあるのが人です。
チームワークがよく、連携している職員同士の目で子どもたちを見守るとその子を多面的に捉えることができるようになるでしょう。
「みんなの前では自己主張が強い子も困っている子がいたら仲間に入れたり助けたりする一面があり、低学年からは慕われている」など。

さまざまな側面から一人の子どもを見られるようになるとその子の良さがわかり、関わり方も変化してくるでしょう。
職員との関わりが良好になると安心できる場所として学童保育を捉えることができるようになります。
職員同士のチームワークがあればこそできることです。

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