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学童保育所の長期休暇のみの利用とそのメリット

学童保育所にお子さんを預けている保護者にとって、夏休みや冬休みなどの長期休暇機関に預かってもらえるのはとても助かることです。

普段学童保育所にお子さんを預けていない保護者の方でも夏休みに預けたいと考えている方は多いです。

こちらでは学童保育所の開所日の基本と長期休暇だけでも利用したい保護者が感じるメリットについてご紹介しましょう。

学童保育所の開所日、開所時間の基本

厚生労働省の「放課後児童クラブ運営指針解説書」に記されている放課後児童クラブ(学童保育所)の開所時間及び開所日は、保護者の就労時間、学校の授業の終了時刻、子どもの放課後の状況や1日の生活、その他の地域の実情等を考慮して設定する必要があるとされています。

その際、 学校の授業の休業日(土曜日、日曜日、長期休業期間等)の開所時間は、終了時刻だけでなく、開始時刻についても保護者の就労状況等を考慮することが求められるということも記されています。

保護者の就労時間や就労状 況が多様化している実態を踏まえて、地域における保育所の開所時間や開所日等も参考にすることが望まれるとのことです。

また、子どもの健全な育成という観点に配慮することも重要とのこと。

学校生活や家庭生活を含めた子どもの生活全体のリズムや発達面に与える影響等も考慮しながら放課後児童クラブの開所時間や開所日を設定する必要があるとされています。

学校の終了時刻や土曜日、長期休業機関中の子どもたちの生活全体のリズムなどを考えつつ、保護者の就労時間を踏まえて開所時間や開所日を設定するのは公設の学童保育所には難しいものがあります。

そのため、自治体によっては例えば長期期間中のみ預かるということがNGというケースもあるのです。

長期休暇だけの利用がNGの施設もある

公立学童クラブや民間学童クラブのほとんどは、夏休み中も利用が可能です。

ただし、公立学童クラブでは夏休みのみの預かりを受け付けていない施設もあります。

支援員などのスタッフの人材不足や、受け入れ人数に制限がある場合はもちろんのこと、子どもたちの生活リズムや保護者の就業状況に合わせての開所が難しいという理由からです。
待機児童問題から考えてもこちらの理由は明らかです。

自治体によっては、隣町は夏休みだけの受け入れを受け付けているのになぜこちらはダメなのかと保護者からのクレームが入っているケースもあります。

それだけ長期休暇中にお子さんを預かってほしいという保護者のニーズがあるということでしょう。

保護者にとって長期休暇だけ利用するメリットとは

学童保育所を長期休暇だけ利用することは、保護者にとってどのようなメリットがあるのでしょうか。

保護者の働きやすさ

長期休暇中、保護者が仕事に従事する必要がある場合、学童保育所は子どもを安全に預かってくれるため、保護者は気兼ねなく働きやすくなります。

子どもを学童保育所に預けることで、保護者は仕事に集中することができるのです。

子供の社会性の向上

学童保育所では、多くの子どもたちが集まるため、社交的な経験を積む機会が増えます。

長期休暇中に学童保育所に通うことで、子どもは新しい友人との関わりやコミュニケーション能力の向上を促すことができるでしょう。

多様な活動や学びの機会

学童保育所にもよりますが、さまざまな活動やプログラムが提供されます。

長期休暇中に学童保育所に通うことで、子どもはさまざまな経験や学びの機会を得ることができ

るのです。特に民間の学童保育所であれば、遠足や宿泊イベント、アートやスポーツなどのクラブ活動などの行事が企画されていることが多いです。

安心して過ごせる環境

学童保育所は子どもたちの安全と安心を確保するための環境が整っています。

長期休暇中に学童保育所に通うことで、子どもは保護者と離れている期間でも安心して過ごすことができます。また、指導員、支援員が常に見守り、子どものケアやサポートを行ってくれます。

これらのメリットから、保護者は仕事と子育ての両立や子どもの成長を考え、夏休みなどの長期休暇中だけでも学童保育所を利用したいと考えるのです。

埼玉県深谷市の取り組み

埼玉県深谷市では、保護者の就労を事由に、勤務終了時間によらず、勤務時間が月48時間以上であれば夏休み機関中に入室申し込みができることを公表しています。

7月と8月それぞれに入室申し込みができるようになっており、申込期間もずれているため保護者のニーズにも配慮しています。

高学年に入ると学校が終わる時間が遅く、学童保育所で過ごす時間も少なくなるため普段は学童保育所に預けていないけれど、夏休みなどの長期休暇中はさまざまなメリットから預けたいと考える保護者が多いです。

しかし、現在も待機児童問題があるほど受け皿もスタッフも足りていません。

子育て支援の観点からも深谷市の取り組みのように夏休みのみの預かり枠を設ける学童保育所を望まれる自治体も多いのではないでしょうか。

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