全国初となるマンション内学童保育サービス導入

三井不動産レジデンシャルと明光ネットワークジャパンが、全国初となるマンション内学童保育サービス「明光キッズ」を分譲マンション「パークシティ高田馬場」に導入することを公表しました。
学童保育の新しい形の受け皿として今後増えていく可能性があります。
目次
一般的な学童保育の設置場所とは
学童保育所は、一般的に学校の敷地内や学校周辺の施設に設置されています。
小学生が学校が終わったあとすぐに学童保育所へ移動できるように安全のためです。小中一貫校や小学校からの距離が近い中学校の敷地内に設置されることもあります。
また、学校近くの市民センターや地域の公民館、児童館などの公共施設が利用されるケースも多いです。
保育園や幼稚園、福祉施設やコミュニティセンター、総合病院などの公共施設の空きスペースを利用して運営されている学童保育所もあります。
学童保育所が抱える待機児童問題を解消すべく、政府が学童保育を希望している保護者・児童の受け皿を増やそうとしているため、民間の学童保育施設も増えています。
民間の学童保育施設とは
子どもたちの安全な保育環境を提供し、学校の教育活動や家庭での保育の補完を行うことを民間の学童保育施設は主な目的としています。
子どもたちの学習支援や遊びの提供、社会性やコミュニケーション能力の育成、趣味や習い事の提供など、さまざまなプログラムや活動が行われます。また、保護者の働き方や生活スタイルに合わせて、柔軟な利用時間や料金体系を設けることも特徴的です。
地域の需要や保護者の要望に応じて設置され、一定の基準や法規制に基づいて運営されます。
経営主体によって運営方針やサービス内容に差がありますので、保護者自身が施設ごとの特徴や情報を確認し、適切な施設を選び利用を申し込み、利用することが可能です。
明光キッズ学童保育所とは
明光キッズ学童保育は、単にお子さんを預かるだけでなく、コーチングの要素を取り入れた宿題のサポートや学習教室「まなび」、日替わりのアクティビティや特別イベントなどの「たいけん」を通じて、お子さまの好奇心と学習意欲を育み、学びの基盤を築くプログラムです。
元気な挨拶をはじめ、おやつや食事を正しいマナーで楽しく食べること、そして自己の自立を促すために自分でできることは最後まで頑張ることを重視しています。生活のあらゆる場面で細やかなサポートを行い、生活に必要なマナーやルールを身につけるお手伝いをします。
さまざまなアクティビティを用意しており、お子さんにはたくさんの体験が待っています。
マンション内学童保育サービスならではの期待できること
最新のマンションに導入される学童保育所という新形態のサービスだからこそ期待されることがあります。
リーズナブルに利用できる
マンション内のコミュニティスペースを活用し、他の地域で運営されている明光キッズ学童保育と同等のサービスをリーズナブルに利用することが可能です。
また、預かり費用に含まれているため、小学生向けの学習教室にも参加することができ、習い事教室も受講することができます。
マンション内を有効利用
マンションの共有施設は平日の午後に利用が少ないため、共有施設の有効活用も図られます。
夏休みなどの長期休みの期間は、午前中も利用できる計画です。また、多目的室や中庭に設置された人工池を活用し、独自の学びの機会を提供する予定となっています。
保護者・居住者同士の交流
「明光キッズ」は、同マンション内に通う様々な小学校の子供たちが利用できるため、子供同士のつながりを生み出すと同時に、保護者同士の交流も促進します。
また、居住者同士がつながるプラットフォーム「GOKINJOサービス」を導入し、居住者専用アプリとリアルなコミュニティ形成のサポートを組み合わせることで、交流のきっかけを作り、家族間のコミュニケーションや助け合いがしやすい環境を構築します。アプリでは子育てに関する情報交換や、不要になったベビーカーなどの子供用品の「お譲り」機能も提供されます。
持続可能な社会への貢献
マンションの共有施設はコミュニティスペースや中庭、屋上テラスなど様々な場所があり、SDGsをテーマとしたイベントや屋外菜園での収穫イベントなどを通じて、コミュニティ形成の活性化を図ります。さらに、キッズスペース併設のパーティールームも設置され、居住者同士の交流を促進します。
パークシティ高田馬場では、これまで三井不動産レジデンシャルが他のマンションコミュニティで積み重ねてきた実績とノウハウを活かし、「明光キッズ」導入も加えて、子育て環境の充実や持続可能な社会への貢献が期待されています。